米国カリフォルニアをベースに活動するジョナ・ウェイナーは、情報発信プラットフォームSubstack上で週2回発行され、読者に非常に高い評価を得ている、話題のニュースレター「Blackbird Spyplane」の共同創設者です。ニューヨーク・タイムズ紙のコントリビューティング・ライターとしても活躍するジョナは、自身の妻でアップル社の人材スカウトマンでもある、エリン・ワイリーと共に、コロナ渦のロックダウンの気晴らしとして、2020年にBlackbird Spyplaneプロジェクトを立ち上げました。その立ち上げ以来、2人はオフビートなトレンドやカルチャーを咀嚼する日々の私たちの視点を、クリティカルに考察してきました。Blackbird Spyplaneに登場するのは、米国のヒップホップデュオ、アウトキャストのアンドレ・3000から、オルタナティブ・ロック界の偉大なシンガー、マイケル・スタイプ、領域横断的な音造りで知られるイングランドのキング・クルール、ニュージーランドポップ界の歌姫ローデや、ロンドン出身のシンガーソングライターでトラックメーカーのジェイムス・ブレイクの他、タイラー・ザ・クリエイターなど米国のラッパーや、サッカー界のスタイルアイコン、エクトル・ベジェリン選手まで、様々な時の人。ジョナはこれまで、幅広いインタビュー記事を特集として打ち出してきました。そんなジョナの視点をモジュラー・サウンズに取り入れようと、今回スタジオニコルソンのために、特別にプレイリストを制作してもらいました。
MODULAR SOUNDS - PRESS PLAY 09 | JONAH WEINER
今回の特別なセレクションについて、ジョナは自らこう評価します。「ここ最近、僕がヘビーロテーションで聴いていたのはエイフェックス・ツインのトラック「Alberto Balsalm」。そこからゆるやかに発展させたのが、スタジオニコルソンのためのプレイリストです。聞いていただければ分かりますが、メローでメロディアスなトラックが続くリストで、曲調もエレクトロニックなものをメインとし、雑音が目立つものも多い。ダンスしやすい曲もあれば、文章を読んだり書いたりするのに優れた曲、ボーッとするためのトラックもあります。特にリストの後方に進むにつれて、耳を傾ければまるで「神の顔」が想像できるような、最高に心地よいトラックが登場しますよ。」