ソーホーにスタジオニコルソンのフラグシップストアをオープンします。ロンドン中心部のブロードウィックストリート9-11番地に位置する、ダブルフロントスタイルの店舗は、お客さまにスタジオニコルソンの魅力を存分に味わっていただけるようにデザインされています。ブランドのファウンダー兼クリエイティブディレクターのニック・ウェイクマンがインテリアデザインを手掛け、デュアルアスペクト期に建てられたこの建物は大規模な改修と全面改装を経て、ブランドのDNAを完全に体現するユニークな店舗へと生まれ変わりました。
爽やかな日差しが差し込む1階部分は、両側から大きな窓に囲まれ、ブランドのコンセプトである「モジュラー・ワードローブ」の概念を反映するために、あらゆる要素が慎重に選ばれています。スタジオニコルソンのクリエイションに見られるような、質感や表面組織などコントラストの効いた組み合わせが、この空間においても表現されています。衣服は、無垢オーク材の合板を使用して特別に設計されたオーダーメイドの家具フレームで構成された、移動可能で適応性にすぐれた什器に収納されています。温かみある木材たちは中世を想わせるオプティックホワイトの色でコーティングされ、実用的デザインの特徴を反映し、このスペースに簡素化された機能的な雰囲気をもたらしています。
Doveカラー天然ゴム製フローリング(定番人気商品スタジオニコルソン ムーンスターにあわせた色合い)と、S字トラックに取り付けた床から天井までつづく同系色のカーテンによって音響効果がやわらげられており、またこのカーテンは2つの独立した試着室の仕切りとしても使用することで、ダイナミックかつ流動的な背景を与えています。ロンドンを拠点とする家具デザイン・製造・販売を手掛けるSedilia社に、同社を象徴するSennen Swivel Tubチェアの提供を依頼しました。その静かで滑らか、かつ優れた耐久性のおかげですべてのお客さまへ確かな喜びを届けます。Sennen Swivelチェアは、英国の老舗ファブリックメーカーTibor社のエクリュ―色のブークレ生地で覆われています。
スタジオニコルソン ソーホーではウィメンズとメンズのフルコレクションに加え、アクセサリーやレザーグッズ、フットウェアの取り扱いを予定しています。ファウンダーのニック・ウェイクマンは、ロンドンで最も賑やかな商業地区のひとつであるソーホーに、より大きな2号店をオープンすることを決めたことについて、つぎのように述べています。「ソーホーには独特のエネルギーがあって、このエリアは決して時代遅れで疲れていたり退屈だったりすることがありません。私たちの最新店舗は、1800年代から続く歴史的なバーウィックストリートマーケットのすぐ近くにあります。また、ロンドンでもインデペンデントなレコードショップが最も集中していることから、レコードのゴールデンマイルとも呼ばれるこの地域のど真ん中に位置しています。私たちの最初の旗艦店にふさわしい地として、ロンドンカルチャーの中心地であるソーホー以外の選択肢はありませんでした。
ソーホーは、マーケットと音楽の遺産のおかげで、街中の違う場所で何が起ころうとも、非常に強いコミュニティ意識を維持しています。1990年代にロンドンに移り住んだ多くの人たちと同じように、若い頃は周辺のストリートに並ぶショップ、レストラン、ギャラリーやバーが私の遊び場でした。世界的に有名なショッピングスポットであるということも、まさにボーナスポイントでした。私たちのカルヴァ―ト・アヴェニューのストアが、地元イーストロンドンの人々にこれからも愛され続けることは間違いありませんが、ブロードウィックストリートの立地を活かして、スタジオニコルソン フラッグシップストアが、インターナショナルにより多くの人々へアピールできることを期待しています。私たちの新しいソーホー フラッグシップストアは、2022年からアジアに展開される後続店舗のブループリントとなるでしょう。