Studio Nicholson Journal(スタジオニコルソンのジャーナル)は、ブランドが設立された当初に立ち上げられ、今も変わらずに続く特別な企画です。ブランドの内情やコレクションについて独自に編集したコンテツを配信し、スタジオニコルソンを取り巻く生き生きとしたコミュニティについてもリアルに紹介してきました。深く切り込んだ特集や、インタビュー、フォトダイアリーの他、各コレクションを紐解きながら、最新のニュースを掲載するこのジャーナルは、スタジオニコルソンの哲学を幅広い読者層に届け、その芯となるモジュラーワードローブの考え方を深く探求するために生まれました。
MODULAR MEMORANDUM - THE JOURNAL
スタジオニコルソンにとって、1月は比較的穏やかな時期。ゆっくりと過去の記事を振り返りながら、改めて私たちの媒体を客観的に捉える良い機会です。まず、ブランドを新たに発見したばかりの読書にとって、読み応えのあるストーリーとして挙げたいのが、スタジオニコルソンの創始者ニック・ウェイクマンが新シリーズ「In Conversation With」でインタビューに応じた、記念すべき初回のストーリーです。(第二話ではグレン・キトソンが登場します)。
スタジオニコルソンの従来からのファンの皆さんは、ユーモアを交えながら発信される、製品の産地や性能にスポットを当てた連載をすでにご存じでしょう。「ダッド・ジーンズ」に着目したストーリーは、その良い一例です。こうしてユニークに、新しいスタイルを提案し続けることで、機能性を重んじるスタジオニコルソンの美学を個性的に、温かみのある形でみなさんに届けられてきたと実感しています。その他にも、忘れてはならないストーリーの一つとして挙げられるのは「Unisex Attitude – Authentic Androgyny」です。この記事では、スタジオニコルソンが普遍的なムードボードとして掲げるスタイルと、各コレクションの基礎を形作る哲学を紐解きます。
昨夏、ブランドの生誕10周年にあたり(遅ればせながらも)ロシェル・キャンティーンで行われたパーティーをリポートしたストーリーも、読者の記憶に新しいことでしょう。過去のジャーナルのページをめくってみると、どのストーリーも驚くほどのリアリティを伝えていることに気づきます。スタジオニコルソンジャーナルの設立当初から、各ストーリーが発するメッセージは力強く、その力強さは未だ健在です。2023年はブランドの創設から13年目にあたりますが、幸いなことに、これまでで最高の年を迎えられそうです。そんなスタジオニコルソンを誇りに思います。