24年秋冬のコレクションに、スタジオニコルソンとパラブーツのタッグが返ってきました。フランス老舗シューズメーカーのシグネチャーモデル、Michaelのシルエットを、シボ加工を施した鹿皮で贅沢に再構築した一足は、24年秋冬の限定モデルです。
パラブーツの生産は職人の顔が見える、小規模なアトリエ工場で行われています。そこで、熟練された職人によって丁寧に手作業で作られるのが、丈夫なユニセックスのダービーシューズ、Michael。2024年限定モデルは、スタジオニコルソンが今シーズンのコレクションで打ち出す、ダークブラウンのパレットに呼応するような、エレガントな色調のespresso、mole、feather、blackの4色で仕上げられています。
「Michaelのアッパーを覆う、光沢のあるシボ加工が美しいディアスキンは耐久性にも優れた、特別な素材です。生産において妥協しないという、スタジオニコルソンの姿勢を貫くなかで、私が新たに発見した材質です。いつものアイテムに、あくまで繊細なかたちでエレガントな要素を加えて、他との違いを際立たせるという今回のミッション。それを遂行するためにこの特別なディアスキンをあてがいましたが、これが素晴らしい結果を生み出しました」。
スタジオニコルソンのファウンダーでクリエイティブ・ディレクターのニック・ウェイクマンはこう語ります。
手造りの良さが滲み出るMichael。そのアッパーで際立つのは、ノルウェーの伝統的なウェルト・ステッチです。ドラムでなめされた美しいしなやかな鹿皮と、丈夫なシープスキンのライニングが快適な歩行を促し、本物志向の私たちを裏切らないフレンチ・ラバーのラグソールが足元をサポートします。日々のスタイリングを幅広く後押ししてくれる、汎用性のアイテムでありながら、控えめなハイキングスタイルで目を引くMichael。同系色ブラウンの色使いは白いマウンテンスタイルのコットンレースと相まって、ソフトな鹿革のアッパーと対比するように、魅惑的なコントラストを見せます。
仕上げには、パラブーツのブランドの伝統を伝えるアイコンとして広く知られるグリーンのサイドタブが今回初めてカスタマイズされ、ダブルネームを象徴するように、スタジオニコルソンのシンプルなロゴがプリントされました。